【実在した?】奄美に伝わる妖怪、ケンムンとは?
僕の地元の奄美大島にはケンムンと呼ばれる伝説の妖怪が住んでいると昔から言い伝えられています。
手足が長く、全身を毛で覆われていて相撲を取ることといたずらが好きな妖怪。
ざっとケンムンについて説明し、最後に実際に聞いたことのあるケンムンにまつわる噂話を紹介していこうと思います。
奄美に伝わる伝説の妖怪 ケンムン
ケンムン - Wikipediaより引用
奄美に住んでいる人ならだれもが一度は名前を聞いたことがあると思います。
主にガジュマルの木を住処としており、いたずらや相撲取りを好んでいるとされています。
沖縄にもキジムナーと呼ばれる伝説の妖怪がおりますが、ケンムンはこのキジムナーと親戚とされている説もありますね
また、奄美では「イタズラされるから、家の外ではケンムンの話をしてはならない」という言い伝えもありました。
まあ、普通に考えれば迷信でしょうが、
僕は今でも家の外ではケンムンの話はしたことがありません(友達がいないだけ)
ケンムンは実在した?
ケンムンが実在したかどうかは正直定かではありませんが、僕の周りで「ケンムンにイタズラされた」ことがあるという人は聞いたことがありますし、いとこも過去にケンムンを見たことがあると言っています。
さらにいうと、僕自身も過去に「ケンムンの仕業ではないか?」と言われた不可解な現象に遭遇したことがあります。
今回はそういった話も交えながら、ケンムンが実在したのかについて独自の観点から検証していきたいと思います。
実在した?いとこがケンムンを見たという話
けっこう前の話になるのですが、僕より年齢がかなり離れているいとこの通っていた小学校でPTA主催で肝試しが行わることになりました。
時間的には夜8時くらいだったと思いますが、なかなかに暗く、いい雰囲気があったことは覚えています。
とはいえ、小学生相手の肝試し。
保護者の方がお化けなどに変装とか、そんな本格的なものはなく、ただ木からこんにゃくがつるされているとかそれくらいの感じでした。
当時中学生くらいの僕は、叔母に呼ばれその肝試しに参加することになったのですが、保護者と一緒に仕掛けをするのかと思いきや、小学生たちと実際に肝試しをする側でしたw
小学生たちはわーきゃー楽しみながら進んでいましたが、中学生の僕は当然楽しいわけもなく、終始真顔で楽しむ小学生の子たちを見ながら歩きながらゴールを目指しました。
とりあえず、参加していた子たちみんながゴールし、いとこたち(僕といとこといとこの友達と叔母)と叔母の車に乗って帰ったのですが、いとこがこんなことを言い出しました。
「こんにゃくがつるされていた木の上にケンムンがおったよ」
暗かったし、なんかの間違いだろうと思っていたのですが、一緒に乗っていたいとこの友達も「うん、リアルだった」などと言っているのです。
ふーん、なるほど、保護者の人たちが変装したんだろうな。
そう思い、みんなが車から降りたあとで叔母にこっそり聞きました
僕「さっき言ってたケンムンて保護者の誰かやろ?」
叔母「たしかに、最初ケンムンに変装してどこかに隠れようって案があったんだけど、万が一高いところから落ちたら危険だからってその案はなくなったはずなのよね~・・・」
こえぇぇ、、、
マジかよ、、、ってその時は思いました。
それともう一つ、小学生だったいとこといとこの友達はそのケンムンっぽいものを見ているのですが、僕と同じ年の子(僕と同じような感じで誘われて参加した子)はその気の上にそんなものはいなかったって言うんですよね。
小さい子だけに見えていたのか・・・?
実在した?ケンムンに騙された話
奄美大島には「湯湾岳」という山があります。(奄美で一番高い山って言われている)
僕が小学生くらいのとき、東京に住んでいた親戚が帰ってきたとき、観光がてら湯湾岳に登ろうって話になり、父が運転する車で湯湾岳の展望台を目指しました。
僕が住んでいる町から湯湾岳がある町までは結構距離があったので、比較的早い時間に家を出たのを覚えています。(とは言ってもお昼12時くらい)
そんで湯湾岳がある町にはたしか15時くらいには着いたと思います。
あとは展望台を目指して道なりに進んでいけばいいだけ。
と思いきや、車で走れど走れど展望台らしきものは見つかりません。
明らかに同じ所をぐるぐるぐるぐる回っている。結局陽が沈み、展望台にはたどり着けず、Uターンして山を下りたのですが、あれだけ上を目指して走っていたはずが、下るとなったらあら不思議。
ものの数分で大通りに出ることができました。「湯湾岳の展望台までの道ってこんなに複雑だったか?」父が首を傾げていたのを今でも覚えています。
どうやら当時、湯湾岳は工事が行われていたようで、工事車両用の道があったそう(本当かどうかは知らない)
ただ、「もし仮に工事車両用の道を通ったところでそんなに道は長くない」と父の知り合いの建築系の会社の人が言っていました。
であれば、考えれることはただ一つ。。。
道に迷っていた ケンムンに騙されていたのかもしれない
ケンムンは実在する
上で述べた体験談のほかにも多数の人の目撃談や体験談を聞いたことがあります。
今では絶滅したのかもしれませんが、もしかしたら僕らのひいばあちゃんたちの世代、いや、もっと前には実在していたのかもしれません。
信じるか信じないかは、あなた次第。。。
おしまいっ