「東京喰種」グロくてきもいのに人気な3つの理由!
最近最終回を迎えた東京喰種という作品は、全世界で3700万部を突破している超人気作品です。
実写映画化などもしましたしね!
そんな超人気作品の東京喰種ですが、けっこうグロいし、きもい描写もたくさんあります。
では、なんでそんな東京喰種が全世界で3700万部も発行されるほどの人気を誇るのか、僕なりに考察してみました!
「東京喰種」は人を喰う描写があります
人間社会に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人「喰種」が蔓延する東京。
上井大学に通う青年カネキは女性の喰種・リゼに襲われ瀕死となるが、直後に起こった鉄骨の落下がリゼに当たったことで捕食を免れ、命も取り留める。しかしその後、彼女の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる。
喰種は人しか食べることができません。もちろん、喰種が人を食べる描写も出てきます。
これがきっかけの一つとなり、女優の千限美子(清水富美加)さんが女優引退をするほどでした(清水さんは実写版のヒロイン役で出演)
そして、喰種と人の戦いもあるので、普通に首だけの人が出てきたりもして、結構ショッキングではあります。
それでも人気な理由は・・・
①魅力的なキャラクター
主人公、カネキケン
本作第一部の主人公。12月20日生まれのいて座。物語開始時点で18歳。血液型AB型。愛称は「カネキ」。上井大学文学部国文科一年生で、20区内のマンションで一人暮らしをしていた。
リゼに捕食されかけ瀕死の重傷を負うものの、彼女の頭上に鉄骨が落下してきたことにより生き延びる。搬送された病院でリゼの赫包を移植されるが、その結果半喰種となり、喰種の世界に関わってゆくことになる。人肉を食べなければ生きていけないということに苦悩し、さらにリゼの幻影からも「喰種の本能」に従うよう誘惑されるが、そんな時に芳村に救われ、区内に暮らす喰種の集まる場所でもある「あんていく」で働くこととなる。
もともとは人間でしたが、喰種の臓器を移植され突然喰種に。
今まで普通に食べることができていたハンバーグや牛乳などがある日突然食べられなくなります。
そのかわり、昨日まで一緒にいた友達や街を歩く人々が美味しそうに見えてしまいます。
普通の人間なら、その現実を受け入れることは難しいでしょう。
主人公のカネキだってそうなわけです。
一緒にいた友人までもが美味しそうに見えてしまい、カネキは葛藤します。
そしてやがて、人であり喰種でもある唯一の存在として生きていくことを決意し、さまざまな事件に巻き込まれていきます。
捜査官側の主人公、亜門鋼太郎(アモンコウタロウ)
アカデミーを首席で卒業したエリートで「この世界は間違っており、歪めているのは喰種である」という考えと、それに基づく「この世界を変える」という信念の元に活動している。基本的に涙脆く正義感に溢れた好青年であるが、直情的な性格や凄絶な使命感からしばし暴走し、倫理や規則を無視した行動を取ることがある。
喰種を駆逐し、東京の治安を守っている組織CCGの捜査官。
そのCCGの捜査官養成機関であるアカデミーを首席で卒業したエリートですが、実は育ての親が喰種。
喰種の残虐性をそばで見ていたからこそ、人一倍喰種にたいしての憎しみがあるわけです。
自分の信念を曲げず、熱い男です。
主人公カネキとも対戦し、互いの正義をぶつけ合います。
②リアルな葛藤
東京喰種に出てくるキャラたちは何かしら暗い過去を抱いています。
たとえば、主人公のカネキであればもともとは人間である日突然グールになったこと。
亜門であれば、育ての親がグールであったこと。
他にも、多数のキャラが出てきますが、それぞれが暗い過去や内に秘めてることがあり、悪役でさえあまりの可哀相さに同情してしまうほどです。
たとえば、ナルトのイタチみたいな感じですね。
最初は悪役でしたが、過去は壮絶なもので「イタチ、いいやつやん・・!」ってなるみたいな。
東京喰種は、こういった形で敵をきれいに退場させるのが一番うまい漫画だと、僕は思います。
③生きていく勇気をもらえる
東京喰種は上でも書かせてもらいましたが、リアルな葛藤だったり、内に秘めたる思いだったりと、とてもリアルです。そのうえでのキャラの発言だったり、生き様だったりを見てると、
「なんとなく、このキャラ自分みたいだな」
「あぁ、この言葉、今の自分に言われてるみたいだ」
と思う場面が多々あります。
あまりネタバレにならない程度でいくつか紹介していきたいと思います。
東京喰種(石田スイ)
お金が無くて、家族や彼女に何もしてあげられなくかったときにこれ見たときは「まじでそれな。」と思ったことを今でも覚えています(今でも何もしてあげれてないのは秘密)
「大切な人を守ってあげたい、安心させてあげたい」そういった理由から大学進学を目指したり、有名企業への就職を目指したりする人も少なからずいると思います。
頑張ってる途中にめげて諦めてしまったりしそうになるときもあると思います。
僕自身、そんな感じでしたけど、このページを見て
「はっ・・・そうだ、こんなところで立ち止まるわけにはいかない」
って思って、また頑張ることができました。
東京喰種の作品において、けっこう頻繁に出てくるこの言葉。
「この世の不利益はすべて当人の能力不足」
けっこう的を得た言葉だと僕は思います。
受験に落ちたとき、就活に失敗したとき、資格試験などに落ちたとき、その他もろもろの失敗
そりゃ当然、自然災害などのどうしようもないことが理由となる場合もあるでしょうが、ほとんどは自分の頑張りが足りないことによる能力不足で起こることだと思います。
僕の中では、よく人のせいにばかりしている人に聞かせてあげたい言葉ナンバーワンです。笑
自分が選択したことが正しいのか、間違っているのか、そんなこと誰にも分かりませんが、「この選択が間違っていなかったか」を絶えず考える行動は正しいはず。
ということですね。僕は当時、何も考えずに行動してましたが、このセリフを見てから、常に試行錯誤をするようになりました。
この選択で本当に良かったのか、もっと効率が上がる方法はないのか。
常に考え続けることで、より良い方向に物事は進んでいきます。
暗い話にはなってしまいますが、今の日本では一日100人ほどが計算上、自ら命を絶ってしまっているそうです。
だから何?俺には関係ねーよ
って、僕も他人事のように考えていました。
だけど、あることがきっかけで借金が増え、本気で生きている価値が見いだせなくなり、自殺を考えるようになりました。
恥ずかしい話、遺書なども書き残しました。
その夜、結局怖くなり、眠れなくなった僕は、枕元に置いてある東京喰種を読み返し、このセリフを読んで、生きることを決意しました。
借金があろうが、破産しようが、生きてりゃなんとかなる。
僕もカネキみたいに、かっこ悪くても、地べたを這いずってでも生きてやろう。
そう決心し、無事、今も生きています。
借金とかじゃなくても、なにかいろんな人に言えない悩みや考え事を抱え込んでいる人もたくさんいると思います。
そういった方も、カネキの生き方や、他のキャラの生きざまを見てたら勇気をもらえることでしょう。
「東京喰種」人気な理由のまとめ
きもくてグロい描写も多めな東京喰種ですが、それでも全世界で3700万部も発行されるほど人気な理由としては、
①魅力的なキャラクター
②リアルな葛藤
③生きていく勇気をもらえる
の3つです。
グロくてきもい描写があったとしても、それを気にさせないほどの魅力が東京喰種にはありますし、そのグロさやきもさがあるからこそ、その魅力がより生きてくるわけです。
何か新しい漫画を探している方、もしくは僕みたいに何か悩みごとなどがある方はぜひ一度読んでみてください。
あなたの人生に大きな影響を与えることでしょう。
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